シックデイの対処


かぜや下痢嘔吐など病気によって内服薬やインスリン治療などがいつものように行えない場合があります。

場合によっては血糖が非常に上がることもあります。



食事が十分にとれている場合

 いつもの様に摂取できていれば通常通りつづけてもかまいません。

 しかし、感染症が中等症以上では血糖が上昇するおそれがあります。



食事が十分とれない場合

 1)食事療法と運動療法のみのかたは大きな問題はありません。

 2)内服薬  

    あくまでも目安です。わからないときは主治医と相談するか受診しましょう

薬の名前 対処
インスリン分泌促進薬 ジメリン、グルデアーゼ

ダオニール、オイグルコン

グリミクロン

アマリール

ファスチック、スターシス

摂取量が半分の時は半量とし、1/3以下の時は中止する。
αグルコシダーゼ阻害薬 ベイスン。グルコバイ 消化器症状があるときは中止
ビグアナイド メルビン シックデイの間は中止
インスリン抵抗性改善薬 アクトス 中止
インスリン

主治医と相談

I型糖尿病(インスリン分泌が全くない)

の人はインスリン注射を中止すると危険な事があります。平素から血糖自己測定をおこない、スライデイングスケールでおこなえることが望ましいです



シックデイで受診すべき場合


1 発熱、嘔吐、下痢などが強く24時間以上続くとき

2 食事摂取が困難な時

3 脱水症状が強いとき

4 意識がもうろうとしてきたとき

5 血糖自己測定で 高値が続くとき