北海道視察調査 | - 2013/05/20
- 5月13日(月)〜15日(水)にかけ、民主・みらいと希望ふくいは合同で北海道へ県外視察調査を開催しました。
初日は釧路市の「釧路湿原展望台」へ行き、釧路市役所職員より説明を受けました。展望台は湿地植物として有名なヤチボウズの形をモチーフにしており、各階には工夫が凝らされた展示物がありました。釧路湿原は広大な湿地で、東西25km、南北38km、28,000haと、福井市とほぼ同じ広さです。展望台からは釧路の全体の様子も分ります。
翌日は釧路市役所にて釧路市湿原環境保全等についての話をお聞きしました。まず釧路市議会事務局長より釧路市の説明があり、1年中天然のクーラーのような気候で、いろいろな天然記念物がおり、自然が豊かなところだということでした。北洋漁業が盛んで、大きな製紙工場が2つあります。幣舞橋(ぬさまいばし)は万代橋とともに有名な大きな橋です。
前日に展望台を案内していただいた職員の方より、湿原の環境保全について詳細をお伺いしました。釧路湿原は日本初のラムサール条約承認登録地でもあり、湿原として初の国立公園でもあります。丹頂鶴も有名です。しかし最近ではエゾジカが増えて困っているとのことでした。湿地保全のためには住民の環境意識が第一。湿原が陸地化しないよう、市民と行政が湿原を守るという意識が大切と説明を受けました。
釧路市から帯広市へ移動し、JA帯広かわにしの有塚組合長より、日本国内でも有名な帯広の長いもの生産・出荷の状況についてお話を伺いました。「十勝かわにし長いも」は、通年出荷するため6割は収穫の年に、4割は低温で眠らせ翌年にまわすとのこと。働く人も通年化雇用。台湾・アメリカなどへ輸出し、6次産業化が出来上がっています。IT管理された工場の視察では、作業員の無駄のない動きに感心しました。
帯広から札幌へ移り一泊した後、北海道議会にて民主党・道民連合の福原賢孝幹事長、伊藤政信議員とお会いし、お互いの新幹線整備問題、障がい者施策などについて意見交換を行いました。
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