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山内 武士 福井県知的発達障害者福祉連盟 理事長(1996年) |
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特殊教育関係のみなさまには、日頃より、発達遅滞児の教育に絶大なるご尽力を賜りまして、ありがたく厚く御礼申し上げます。
昭和24年、特殊教育研究連盟が結成され、福井県にも特殊学級の試みが始まって以来、約半世紀になります。今では、全ての子どもたちが、恵まれた環境の中で、個々の能力を高める教育を受けられるようになりました。
また、完全参加と平等をテーマに、国・県をはじめ、市町村の治療教育と福祉対策、就労援助等の事業が拡充されたことによって、学校卒業後の進路先も整備され、障害児の自立と社会参加は飛躍的に進展しております。
発達遅滞児の親たちは、最初は「わが子にも教育を」と願い、昭和40年代には「ゆり篭から墓場まで」と、福祉の向上を求めて様々な運動を進めてまいりました。
昭和50年代は、養護学絞の義務制や障害児保育の具現化に努め、昭和60年代には、鉄道運賃の割引など、障害者間に存在する不平等な処遇制度の改善活動を展開してさました。
その結果、法律制度は一応整い、本人たちの意思も尊重されるようになりました。
このように、関係諸先輩の努力によって充実してきた現在の治療教育と社会福祉も、急速に変化する社会構造によって、福祉ニードも多様化し、新たな課題が生じております。
これらの課題を解決するため、本年4月、関係7団体が結集し、福井県知的発達障害者福祉連盟が発足したのであります。
連盟の目的は、発達遅滞児の早期発見と治療の対処療法に加え、発生要因の究明と、治療教育・職業教育の充実、ならびに教育効果の発揮できる就労援助と生活援助の体制を研究支援するものであります。
連盟の主たる活動は、今日までのタテ割行政と、関係団体の垣根を取り除き、関係者がスクラムを組み、力を合わせて、子どもたちの生涯プランを創造することであります。
今後とも、皆様方の変わらぬご支援をお願い申しあげます。 |
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