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松山 幸雄 社会福祉法人光道園園長(1994年) |
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今日ではボランティアという言葉が日常語となっています。ボランティアの語源からは「正義や自由のために、また、よりよい社会をつくるために、自分からすすんで実践活動をすることが、自分のよろこびであり、他者のためにも役立つ行為」と解釈できるでしょう。ボランティアは、「善意」や「憐れみ」などの特別なことでなく、人間として助け合い励まし合う、また、心と心のふれあいを大切にする、ごく自然な営みといえるでしょう。
光通園では今年9月より一般社会人、そして中学生、高校生を対象にボランティアスクールを開校致しました。多数の応募者がありボランティアに対する関心の探さにぴっくりしました。9月25日、26日に第2回全国ボランティアフェスティバルが福井で開かれ、関係者か全国から1万人参加しました。2年前の総理府の調査で福井県内のボランティア人口は42.6%で全国1位。全国平均27.7%を大きく上封りボランティアフェスティバルが福井で開かれた理由の一つではないでしょうか。
米国は大学入学の条件に高校生活時代のボランティア活動の有無を重視しています。我が国でも最近その傾向があらわれつつあります。お隣りの滋賀県では公立高校の入試に点数化の困難なボランティア活動や、スポーツ、文化活動などを記載、生徒の日常活動を重視することにしたそうです。1993年度国民生活白書は、「豊かな交流:一人と人とのふれあいの再発見」と副題を付け提出されました。その中でボランティア活動を社会的連帯感の回復や精神的な充足を得られる有効な手段として位置付け、ボランティア休暇制度の普及、有給休暇を取得しやすい環境整備を積極的に進めるよう求めています。仕事以外に生きがいを持つ中高年が少ないのは、核家族化、会社人間の増加が原因であり、労働時間の短縮で自由時間が増え社会参加への意識の高まりがみられる今日、行政・福祉関係者が積極的にボランティア育成を堆進すべきであると思います。 |
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