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当センターが開設されて5回目の誕生日を迎えようとしています。ここで、設立までの足どりと5年間の実績の一端を報告させていただきます。
福井県の特殊教育センターは、昭和44年に構想され、翌45年に県下3か所に推進センターを設置して業務を開始したことに始まります。学校の一室を借りて指導主事各1名を配置し、教育相談・就学指導・関係機関との連絡調整が主な業務でした。その後、2か所増設し、46年より在宅障害児の家庭訪問指導、48年から特殊学級を置かない小・中学校の言語・情緒障害児への巡回による指導が行われるようになりました。
一方、養護学校が義務化されて、施設設備の充実が図られましたが、重度・重複障害児に対する教育の問題・就学指導の問題が深刻化し、医療・福祉との連携が必要になり、53年に医療・福祉・教育の連携した障害児のための療育センターマスタープランが作られ、56年に基本計画が承認され、57年着工、58年3月竣工いたしました。
高度の医療を担当する療育相談センターと、肢体不自由児施設、難聴児通園施設を含め小児療育センターとし、これに加えて、特殊教育センターと養護学校を機能的に一体化させるものです。
こうして、特殊教育センターは、職員22名が配置され、課せられた業務・事業・研究に取り組んできました。細部については年報で報告しますが、5年間の実績の概略を報告します。
家庭や学校における障害児の教育や就学についての相談は3,017人、親と子が通所し個別指導をしながら指導プログラムを作成して親と共に改善に当たった子どもは510人、小・中学校に出向き担任と共にその改善に取り組んだ児童・生徒は489人を数えました。さらに、研修講座では、81講座で134日間開設、延べ6,348人が受講されました。研究活動では、毎年6つのテーマで研究してきましたが、今年度からさらに文部省の委託を受け、「障害の早期発見、早期教育における教育・医療・福祉の連携の在り方について」研究をすすめております。
以上、経過の概要を報告してきましたが、その間、関係市町村教育委員会や各学校のご理解ご協力、また、福井大学、福井医科大学、小児療育センターの先生方の適切なご指導を賜ったおかげと感謝しています。私たちは、5年という節目を大切にし、名実共に、福井県の特殊教育センターとなるよう努力していきたいと思っておりますので、各位のご支援をお願いいたします。 (文中の数字は62年12月末日集計のもの)
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