県内各郡市で行っておられると思うが、福井ブロック小中特殊学級では、全学級合同の合宿・附属養護との合同大運動会・振興会による社会見学などを行い、大勢の集団による合同学習を積極的に実施するように努めている。
今年の合宿は、例年どおり県青少年センターで1泊2日の日程により、97人の小中学生が参加し、19人の先生とセンターの先生方の指導によって行われた。夏休み中に、担任の先生方が何回も会合をもって、合宿当日を迎えるまでの学習計画を編成し、2学期開始後約40日間の共同計画による教育実践を積み上げていただき、この間各校連携しての子ども育てに励まれ、苦労も多かったが、相当の成果を上げて終了。毎年合同学習を体験しているので、子どもたちも顔見知りが多く、協力して生活する態度も年々向上し、実りが多かった。
ところで、県下の特殊学級は、小学校59校・中学校30校に設置されている。学級数は109学級であるが、多くの学校は単級設置である。入学入級の子どもは年々障害の程度の重いものが増えてきており、就学指導委員会の判断どおりの入学入級となりにくい現状にあると思っている。
こうした多様な障害の子らを1学級で指導している多くの学校の場合、学級がややもすると孤立しがちになるという嘆きのも耳にする。少人数の集団で、特別な教育課程で教育実践を行っているので、そうした傾向もやむを得ない事情であろう。
しかし、一人一人の可能性を引き出すべく、この教育が全校体制の中で実践されるように努めなくてはならない今日、私は、機会を得るごとに次のような希望を訴えてきている。
〇担任は、個々の子どもの日々を、全職員に対して積極的に報告し、理解と協力を求めよう。
〇教室を、職員室の近くか、先生方の通行の多い場所に置くよう、積極的に工夫しよう。
〇普通学級との交流が可能な子どもは、計画的に積極的に、その機会を増やしていこう。
〇担任は、普通学級の担任と積極的に語り合い、教育全体を大づかみする中で特殊教育の実践を深めていこう。
〇合同学習など、大勢の友達と行動できる体験の場を増やしていこう……と。
幸いなことに、福井市では、フェニックス・プラザの軽運動室で特殊学級の交流学習の場も設定していただいている。今年の交流学習の期日も近づいており、その成果を期待している一人である。
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