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メトロ
平和と環境のサイト For Peace
2013
7月
福島第一原発事故と常に比較されるチェルノブイリ原発事故。事故から25年後に、30`立ち入り制限区域で初めて製作された映画『故郷よ』を13日から1週間上映します。監督はミハル・ボガ二ム。原発から3`、バラの町と言われたプリピャチ。市民が体験した原発事故当日。そして10年後、失った“故郷”に対する人々の思いを描く。汚染の現地で撮影されたゆえに、家族・市民生活・社会の喪失感とそこで被ばくしながら生きていくことのリアリティは深刻。
原発再稼働と原発輸出に傾斜していく現在、あらためて守るべき“故郷としての福井”を考えてみる。縄文から続く里山風景。弥生から続く田園風景。室町から続くむら・まちの風景。お盆でわかる江戸からの家族の歴史・栄枯盛衰・喜怒哀楽。そして伝統・文化。しかし戦後68年、バブル崩壊から20年余り、富と情報と文化の東京一極集中。山は荒れ、無秩序な宅地開発、車社会、都市空洞化、ひとり家族。そして原発事故から2年。“人類”は核と核廃棄物に向き合わないと安全を保てなくなった。それでも命を金に換えず、命を紡ぎ後世に伝えていくのが人間の歴史。
(2013年7月12日 毎日新聞福井版 『映画のはなし』メトロ劇場館主 )
6月
『雨月物語』をメトロ劇場で6月8日から1週間、35_フィルムで上映します。
1953年ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞。平和条約発効の翌年のこと。新生平和日本の記念碑。人間の欲望の姿を描くこの古典は、現代への警鐘となっている。原作・上田秋成、監督・溝口健二。出演は、京マチ子、田中絹代、水戸光子、森雅之、小沢栄太郎。欲と野望の戦国乱世。男たちが家族を犠牲にして琵琶湖を舞台に夢見た幻・・・・・。侍として立身出世を夢見た弟の妻は遊女にされていた。陶器で大商いをもくろんだ兄は夢破れて帰ると妻は既にこの世にはいなかった。
1931年の満州事変以来、侵攻と戦争景気、戦禍と敗戦と占領。平和条約発効までの20年。そしてその後の60年。高度成長、バブル。大震災、原発事故。懲りもせず幾度もバブルに走り、現在は原発再稼働と原発輸出の大合唱。解体・保管・安全技術が未完成なのに人間として良心・良識がうずかないのだろうか。明日の富や将来のために命を懸けたり全てをささげたりするのではなく、貴重な幸せを実感できる“今”を何とか大切にできないだろうか。これが“雨月”の祈りでしょうか。
(2013年6月7日 毎日新聞福井版 『映画のはなし』メトロ劇場館主 )
5月
『放射線を浴びたX年後』をメトロ劇場で5月11日から1週間上映します。
1954年3月1日のビキニ水爆実験。日本では、死の灰を浴びた漁船 第五福竜丸事件として記憶され、原水爆禁止運動につながった。しかし、被ばく漁船は第五福竜丸1隻ではなかったのです。この映画は愛媛のテレビ局が、被災漁民から聞き取り調査した高校生ら足跡をたどり、8年にわたって独自に取材調査し続けた記録映画です。
およそ1000隻の遠洋漁船の被ばくと汚染魚の実態。数万に及ぶ被爆漁民は被爆手帳もなく風評を恐れて被ばくを隠す。がんによる多くの死者。健康への不安と発病への恐怖の半世紀。また隠され続けた放射能汚染の驚くべき実態を告発する。核実験の放射能は日本全体をも覆うものだったこと。翌55年アメリカ政府の責任を追及しないことを条件に日本政府は見舞金200万ドルを受け取ってこの事件の幕引としたこと。62年まで太平洋核実験は続いていたのに魚の放射能検査がなくなったこと。
この映画は3.11原発事故を急速に収束しようとする流れに対してX年後を警告するものです。2012年文科省選定映画。
(2013年5月8日 毎日新聞福井版 『映画のはなし』メトロ劇場館主 )
3月
原発事故による民衆の苦しみを描いた『希望の国』(15金まで)を上映中、世界保健機関(WHO)が、東京電力福島第1原発の事故による健康への影響に関する評価報告書を公表した。事故から2年目にして福島では甲状腺ガンのリスクが公衆衛生学上有意な統計水準になったことを示し、チェルノブイリで明らかになったように10数年後にピークを迎える事への公共での対策強化と市民への情報開示としての公表であったはず。が、ちまたでは全く反対の解説になり、ガンが激増するまでの新たな安全神話になってしまった。
日本の原子力産業は平和憲法で平和産業として封印されているが、日本の原発メーカーは米国では米国内防衛産業と同等であることも留意しておこう。
『アルマジロ』(8〜)は国際平和活動の名のもとにアフガン最前線アルマジロ基地に派兵されたデンマーク国際治安支援部隊の記録。兵士のヘルメット搭載のカメラがとらえた現実の戦闘の日々。極度の興奮状態を体験した兵士はしだいに戦争中毒に陥っていく…。防衛産業と増大する常備軍と古代から戦い続ける兵士。なぜ人間は戦争ができるか長年の謎が解けた。
(2013年3月7日毎日新聞福井版 『映画のはなし』メトロ劇場館主 )
アルマジロ Armadillo
(アップリンク) 3月9日
〜3月22日
カンヌ映画祭批評家週間グランプリ
監督 ヤヌス・メッツ
ゲームでもフィクションでもない、これが『戦争』の現実。国際平和活動の名のもとアフガン最前線アルマジロ基地。デンマーク国際治安支援部隊の記録
兵士のヘルメット搭載のカメラがとらえた現実の戦闘の日々。極度の興奮状態を体験した兵士はしだいに 戦争中毒に陥っていく…
@armadillo_jp
[日本] [デンマーク]
IMDb http://www.imdb.com/title/tt1640680/?ref_=fn_al_tt_2
Yahoo http://movies.yahoo.com/movie/armadillo-2010/
2月
福島原発事故の現実を体感する『希望の国』を23日から上映する。トロント国際映画祭で最優秀アジア映画賞受賞の園子温監督作品。
次の大震災で原発から避難する家族たち。避難区域の内と外。見えない放射能との戦いは続く。それは本当の戦争。二度と受けないと憲法で誓った、日本を焦土にした戦禍と変わらない…。
「この福島の苦しみを忘れないでください。」昨年9月、福島からの避難者の言葉だった。
しかし心配したとおり、福井では再稼働のキャンペーン・ムード作りが進んでいる。その実、廃炉にすれば経営が成り立たない会社・税収と交付金を失う自治体とその応援団の切なる願いではないだろうか。津波・震災対策をたて安全宣言すれば安全になるのではない。まず敦賀など活断層指摘のある原発は直ちに燃料を抜いた上で、活断層かどうか検討する配慮があってよいのでは。大切なことは、解体完了まで一歩ずつ県民・国民の安全を確実にしていく永い道のりが始まっているということです。
生きていること・自分の人生をかみしめる二月の映画の数々、お楽しみください。
(2013年2月6日毎日新聞福井版 『映画のはなし』メトロ劇場館主 )
希望の国 The
Land of Hope / Kibo no Kuni (ビターズエンド) 2月23日
〜3月15日
37回トロント国際映画祭
最優秀アジア映画賞
監督 園子温
村上淳 大谷直子 神楽坂恵 夏八木勲
ただ愛する者を守りたい・・・20XX年、次の大震災。原発から避難する家族たち
避難区域の内と外。見えない放射能との戦い
福島原発事故の現実を体感する<福井で今できることは?>
@kibou_movie
[日本]
asianwiki http://asianwiki.com/The_Land_Of_Hope
IMDb http://www.imdb.com/title/tt2283017/?ref_=fn_al_tt_1
1月
「フタバから遠く離れて 」Nuclear
Nation (ドキュメンタリー・ジャパン) 1月19日
〜1月25日
監督 舩橋淳 音楽 坂本龍一
2012
12月
はや12月。今月上映する『ニッポンの嘘』〈29日〜〉は報道写真家福島菊次郎(90歳)の反骨と告発の生きざまの記録です。戦後66年、ヒロシマから311フクシマまでを描きます。平和というウソ、安全というウソ。平和と安全神話の夢から覚めた今、夢よもう一度という誘いに乗ってはいけません。特に原発立地県の福井では1つの大きな嘘には無数の嘘が取り巻いています。安全に全原発が解体完了し、核廃棄物の安全な保管ができるまで、私たちの直面する現実の問題なのです。
『高地戦』〈22日〜〉は朝鮮戦争停戦成立から実行までの12時間の過酷な戦いを描きます。戦争の実態を知り、不断の努力で維持できるのが平和なのです。
『モンサントの不自然な食べもの』〈22日〜〉は食の安全の問題です。カナダ国立映画制作庁製作で、遺伝子組み換え作物で世界を支配する多国籍企業の記録です。
全て人間が作りだしたからこそ、それを止めるのもわたしたち人間です。
もちろん今月も芸術映画の数々。『ニーチェの馬』〈8日〜〉、『BUNGO紳士編・淑女編』(8日〜)、『かぞくのくに』(22日〜)。ご堪能ください。
(2012年12月6日毎日新聞福井版 『映画のはなし』メトロ劇場館主 )
11月
“観るあなたの 心を赤々に。”11月の映画で伝えたいこと。
『トガニ 幼き瞳の告発』(3〜)。
発覚後もみ消されていた障害者学校での 生徒性的虐待事件を告発する映画で、2011年韓国で公開され、大反響を呼び、障害者や13歳未満への虐待に対する控訴時効の撤廃を定めた弱者保護の法改正に発展した作品。
『オレンジと太陽』(3〜)。
イギリスが1970年まで、福祉の名で行っていた豪州への“児童移民”の実態を明らかにし、遠く離れた幾千の家族を再会させた女性の物語。ジム・ローチ監督の力作。
『ピアノレッスン』(10〜)
93年カンヌパルムドール受賞作で、ジェーン・カンピオン監督がニュージーランド移民の家族愛と苦悩を女性の目で描く名作。
『The Ladyアウンサンスーチー 引き裂かれた愛』(24〜)ミャンマー民主化運動リーダー、ノーベル平和賞のアウンサンスーチーの半生とその家族をリュック・ベッソンが描く。
『相馬看花第1部奪われた土地の記憶』(17〜)福島。原発事故。故郷を奪われたひとびとの想いを、言葉を、「花と兵隊」の監督松林要樹が伝える。 (2012年11月4日 毎日新聞福井版 『映画のはなし』
メトロ劇場館主 )
<原発を抱える福井> 『相馬看花第1部奪われた土地の記憶』 によせて
増え続ける高度汚染水をはじめ福島原発事故の現実は極めて深刻。故郷を奪われた福島の人々の思いを知り、心に刻み込む。30キロを超えて汚染の及ぶ地域の人々と、私たちを受け入れる地域の人々と連帯しよう。原発が安全に解体し終るまで、核廃棄物の安全な保管ができるまで
10月
9月の内部被ばく特集でその深刻さゆえにわかったこと。東日本が震災と事故から立ち直れない中、西日本の国土と国民の被ばくのリスクをおかして、列島中央の福井で原発再稼働と新設の声があがる。廃炉後安全に解体し、中長期に放射性物質を安全に保管する技術と場所と覚悟が福井にあるだろうか。
10月は近代各時代そして今の、世界各地の人々の夢や人生を紹介します。
ウディ・アレンの「ミッドナイト・イン・パリ」(〜12)は1920年代と今。激動のギリシャ1939〜52年、名作「旅芸人の記録」(13〜)。証言で綴る越前市出身でもある「いわさきちひろ27歳の旅立ち」(6〜)。60年代パリ、人生楽しむ秘訣「屋根裏部屋のマリアたち」(27〜)。80年代フランス・リゾート地「ベティ・ブルー/愛と激情の日々」(20〜)。現代日本、正義と社会・人権を問う「死刑弁護人」(6〜)。沢尻エリカの「ヘルタースケルター」(13〜)。イギリス、美しい息子とその母「少年は残酷な弓を射る」(20〜)。メル・ギブソン、鬱になったパパ「それでも、愛してる」(20〜)。
民主主義は等身大の人間一人一人が自分の幸せを求めることから始まるのでしたよね。
(2012年10月3日 毎日新聞福井版 『映画のはなし』
メトロ劇場館主 )
9月、芸術の秋
9月、芸術の秋。古い言い方ですが芸術の3要素 真・善・美にちなんでメトロの上映映画を紹介してみます。
“美”。ショーン・ペンが怪演するロックスター追憶の旅『きっとここが帰る場所(〜14)』
不朽の名作ヴィスコンティ監督の『ベニスに死す(8〜)』。20世紀初頭パリの娼館へのメモワール『メゾン ある娼館の記憶(8〜)』。パリ・芸術の都を巡るウディ・アレン監督の『ミッドナイト・イン・パリ(15〜)』。火炎放射器の炎で描く青春『ベルフラワー(15〜)』
“善”。少年の非行問題。大切な子供として大人が勇気を持って正面から向き合う『少年と自転車(カンヌグランプリ8〜)』。日韓友好の原点、韓国の山々の緑化に尽くした浅川巧を描く『道 白磁の人(22〜)』
“真”。国家間の戦争から非対称に戦争の民営化が進む現代。イラク戦争“民間兵”を描く劇映画『ルート・アイリッシュ(22〜)』
福井が直面する核廃棄物の処理問題。長期の安全を確保するため、内部被ばくの深刻さを取り上げる。ドキュメンタリー映画2本。『核の傷 肥田舜太郎医師と内部被ばく(22〜)』『子どもたちの夏 チェルノブイリと福島(29〜)』 ((2012年9月4日 毎日新聞福井版 『映画のはなし』
メトロ劇場館主 )
8月は不戦を誓う平和の月
8月のメトロはディープな人生と芸術の映画をお届けします。時よ止まれ君は美しいと一度は言いたいものです。原作ゲーテ・監督ソクーロフの『ファウスト(18日より)』。人生と芸術とその表現『夢の教室(10日まで)』『フラメンコ・フラメンコ(4日より)』。夢と幻想と情念の世界『鈴木清順浪漫3部作』一挙上映週間(18日より)。男の性を直視する『シェイム(4日より)』。ポランスキーの描く現代人間関係『おとなのけんか(11日より)』。現代ロック音楽に通じる人間救済『一遍上人(25日より)』
7月は大飯再稼働とオスプレイでゆれた。8月は不戦を誓う平和の月。核廃棄物の処理の困難さを考える時、軍事技術核兵器の平和時転用技術が原発だったと思い知らされる。
メトロでは『誰も知らない基地のこと』を11日より上映する。オスプレイ問題は全世界110か国に展開する米軍の問題でもある。安保条約と核の傘の現実。38か国716の基地に駐留軍を展開する。この米基地が戦利品・略奪物のように様々の戦争紛争を経て増加してきた現実を記録。米国の戦略・軍産複合体のありさまを紹介する。イタリア人監督による貴重な映像記録。
(2012年8月5日 毎日新聞福井版 『映画のはなし』
メトロ劇場館主 )
「311」 7月28日 〜 8月3日
7月のメトロは多様な人生の映画。
老いは遅咲きする成熟のとき。現実を自分で見て知り、いつまでも元気に生きたいと思う。今何ができるか、大切なとき。映画はその鏡のようだ。「最高の人生をあなたと(6日まで)」「ポエトリー(7日〜)」「ル・アーブルの靴磨き(14日〜)」
人生は芸術。カンヌ監督賞の疾走する愛・「ドライヴ(7日〜)」、不朽の名作「天井桟敷の人々(22日〜)」、バレエ芸術を創造するピナ・バウシュ「夢の教室(30日〜)」
大震災後、生きていること、生きていくことを確認する「KOTOKO(13日まで)」「ポテチ(14日〜)」、震災・津波・放射能汚染を体感する「311(28日〜)」
6月は原発の再稼動の1番札・大飯で揺れた。全世界注目の切り札としては心もとないが、文字どおり廃炉まで稼ぎたいのだろう。では廃炉の1番札はどのように決めるのだろうか。本当はそこから福井の長い現実が始まる。福井の賢明な老人は今何ができるのか。1歩でも安全な方へ、人間らしく生きていけるように、 後世に語り続けよう。
(2012年7月4日 毎日新聞福井版 『映画のはなし』
メトロ劇場館主 )
『アーティスト』 6月2日 〜 6月15日
メトロで今公開中の『アーティスト』はハリウッドで撮ったフランス映画。2011年アカデミー賞5部門(作品・監督・主演男優・衣装デザイン・作曲賞)を受賞した。5.1ch3D時代になろうとしているいま、アザナヴィシウス監督は映画製作の情熱と愛に満ち溢れた人生讃歌を白黒サイレントで作り上げた。セリフのないことは感情を直接純粋に伝え、立体の幻と色彩を落とすことは生きている人間を鮮やかに描きだしている。21世紀のアートとして復活したといえる。
私は無声映画の金字塔『イントレランス』(1912年グリフィス制作)を思い出す。“時の揺り篭”を動かすと人間の不寛容な歴史が見える。巨大なバビロン城塞都市とその住民が滅びる時、キリストの処刑の時、新教徒虐殺の朝、現代の無実の死刑…。
この映画から100年。時代はますます不寛容になり第1次大戦、第2次大戦、冷戦(核戦争の恐怖の時代)と続いた。いまだ原水爆は廃棄されず、原発の事故で核の脅威は増している。『アーティスト』の時代の世界恐慌にも匹敵する経済状態にも遭遇している今、人間として生きることを確かめたい。
(2012年6月6日 毎日新聞福井版 『映画のはなし』
メトロ劇場館主 )
灼熱の魂 Incendies
(アルバトロス) 6月2日 〜6月15日
アカデミー外国語映画賞ノミネート
トロント ベストカナダ映画賞
監督・脚本 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
戯曲 ワジディ・ムアワッド(レバノン生れ)
出演 ルブナ・アザバル 他
パレスチナ、憎しみの連鎖の果て.
魂をも焼かれた母親の 崇高な愛の物語
お母さん、あなたが生き続けた理由を教えてください
『渦』のドゥニ・ヴィルヌーヴが監督と脚本を務め、レバノン出身の劇作家ワジ・ムアワッドの原作を映画化した珠玉の人間ドラマ。中東からカナダに移り住んだある女性の壮絶な人生を、過去と現代を行きつ戻りつしながら映し出す。『パラダイス・ナウ』のルブナ・アザバルが陰のある母親を演じ、その娘を、カナダのテレビで活躍するメリッサ・デゾルモー=プーランが演じている。過酷な生涯を生きた女性の胸に秘められた思いに涙する。
ストーリー:ある日、カナダで暮らす双子の姉弟ジャンヌ(メリッサ・デゾルモー=プーラン)とシモン(マキシム・ゴーデット)の母親ナワル(ルブナ・アザバル)が永眠する。後日、長年彼女を秘書として雇っていた公証人(レミー・ジラール)により、母の遺言が読み上げられる。その内容は、所在がわからない自分たちの父と兄に手紙を渡してほしいというもので……。(シネマトゥデイ)
@incendies12
[日本] [フランス]
[イギリス]
[イタリア]
[ドイツ]
[アメリカ]
IMDb http://www.imdb.com/title/tt1255953/
Yahoo http://movies.yahoo.com/movie/incendies/
アンダーグラウンド UNDERGROUND 5/26(土)〜6/1(金)
製作・脚本
ギレルモ・デル・トロ(パンズ・ラビリンス)
995カンヌパルムドール大賞
監督・脚本 エミール・クストリッツァ
昔、ある所に国があった。
ナチを逃れ地下に潜って50年… 地上に出たらユーゴの国はバラバラ
民族の対立・悲劇。愛と狂気で生き抜く。映像と
ブラスの音の一大スぺクタル・ショー
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『アンダーグラウンド』(UNDERGROUND, セルビア語:
Подземље)は1995年の映画である。フランス、ドイツ、ハンガリーの合作。監督はエミール・クストリッツァ。カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞
(同監督の受賞は1985年の『パパは、出張中!』に続き2度目である)
した。ベオグラードを舞台に、第二次世界大戦からユーゴ内戦まで、ユーゴスラヴィアの激動の歴史を描いている。(ウィキペディア)
『イエロー・ケーキ クリーンなエネルギーという嘘』
5月 5日 〜 5月 18日
5月5日より『イエロー・ケーキ クリーンなエネルギーという嘘』をメトロ劇場で公開する。
「イエロー・ケーキ」とは鉱石からウランの含有率を高めた黄色の物質のこと。製造には処理不能な莫大な放射性廃棄物の山と汚染水を産んでいる。
監督はヨアヒム・チルナーで、ウラン鉱山・ウラン産業・産業従事被ばくの実態のドキュメンタリー。監督の出身の旧東ドイツにあるヴィスムート・ウラン廃鉱山の環境破壊・人的被害の現実ほか、カナダ、ナミビア、オーストラリアなど世界各地で取材した。
原発は燃料を採掘するときからこんなに危険で、クリーンでもない。まして使用済み燃料の処分場もまだない。原発解体方法も開発中。数十年の発電のためにウランを地中深くから掘り起こしている。ウラン238は半減期44億年という永久の負の遺産なのに。
安全神話の夢が破れた今、福井では多くの原発の解体時期が差し迫るという現実が待っている。“原発の恩恵の神話”にいつまでもすがってはおれない。
(2012年 5月4日 毎日新聞福井版 『映画のはなし』
メトロ劇場館主 )
特別料金学生・こども ( 小学 〜 ) 500円
あなたは、65年に及ぶウラン採掘の陰にある真実を知っていましたか?
イエロー・ケーキ
クリーンなエネルギーという嘘
Yellow
Cake: Die Luge von der sauberen Energie (パンドラ)
監督 ヨアヒム・チルナー
<イエローケーキ>鉱石からウランの含有率を高めた黄色の物質。
製造には処理不能な莫大な放射性廃棄物を産む
ドイツ、カナダ、ナミビア、オーストラリア。ウラン鉱山・ウラン産業・被ばくの実態ドキュメンタリー
原発は燃料を採掘するときからこんなに危険。まして使用済み燃料の処分場もまだない。原発解体方法も開発中。安全神話のウソ
黄色い色をしていることからイエロー・ケーキと呼ばれる、ウラン鉱石の粉末精製の裏に迫るドキュメンタリー。原子力発電の燃料として用いられ、二酸化炭素も出さず、再利用も可能だとして、クリーンなエネルギーだとうたわれてきた、このウラン粉末の危険性をさまざまな角度から調査する。5年間にわたって世界各国のウラン採掘現場への取材を敢行し、鉱石採掘の時点でウランから処理不可能な放射性物質が大量に放たれている実態を浮き上がらせていく。脱原発政策を打ち出したドイツから発せられる真摯(しんし)なメッセージに、改めてエネルギーの在り方を再考したくなる。
ストーリー:かつて世界有数のウラン生産を誇っていた旧東ドイツ南部。東西ドイツ統一後、新政府は同地の危険地域指定とウラン生産の無期限停止を決めるが、そこで働いていた人々の肺ガン発症率が高いことが判明する。ナミビア最大のウラン採掘地であるロッシング鉱山では、従業員が生き生きと働き、同国の経済を支えているが、30年にわたって捨てられてきた放射能を含んだ廃棄物がナミブ砂漠の環境を悪化させている。こうした危険性を隠ぺいしてまでウランが採掘される背景を探るべく、取材クルーはカナダやオーストラリアにも向かう(シネマトゥデイ)
やがて来たる者へ L'uomo che verra /The Man Who Will Come (アルシネテラン)
3/23(土)〜3/30(金)
監督・脚本・製作 ジョルジョ・ディリッティ
イタリア・アカデミー作品賞など3部門受賞
1944年、大戦末イタリア。静かなボローニャの山村。
少女が見たパルチザン狩り[マルザポットの虐殺]の真実
2007年軍事法廷で事件関係者10名終身刑判決
第2次世界大戦末期に、実際にイタリアのボローニャ郊外の山村で起きた、ナチスによる村人の大量虐殺をテーマにした衝撃のドラマ。8歳の少女の目を通して、つつましく暮らす村人たちがやがてたどる悲劇の結末を映し出す。監督は、イタリア国内で高い評価を受けるジョルジョ・ディリッティ。出演者も『輝ける青春』のマヤ・サンサらプロの俳優と共に地元の人々を起用。真実に基づく悲劇を、徹底的に静かに見据えた監督の手腕にうなる。シネマトゥデイ(外部リンク)
あらすじ: 1943年12月、8歳のマルティーナ(グレタ・ズッケリ・モンタナーリ)はボローニャ近郊の小さな村で暮らしていた。彼女の家は農家で、両親や祖父母や親せきたちが共に暮らす大家族だった。マルティーナは、生まれたばかりの弟が自分の腕の中で息を引き取ってから一切口をきかなくなっていたが、ある日母(マヤ・サンサ)が再び妊娠し……。(シネマトゥデイ)
[日本] [イタリア
] http://www.manwhowillcome.com/home.html
IMDb http://www.imdb.com/title/tt1351672/
Yahoo http://movies.yahoo.com/movie/the-man-who-will-come/
ひまわり I
girasoli / Sunflower 3/17(土)〜3/23(金)
デジタルリマスター版 不朽の名作
監督 ヴィットリオ・デ・シーカ
マルチェロ・マストロヤンニ ソフィア・ローレン
地平線まで広がる ひまわり畑――
ナポリの海岸で出会い,戦争で引き裂かれ、待ち続けた妻。そして悲しい再会…
第2次世界大戦によって引き裂かれた男女の悲しい愛の物語が、ニュープリント&デジタル・リマスター版にて公開。時代に運命を翻弄(ほんろう)された夫婦の悲劇を、名匠ヴィットリオ・デ・シーカ監督が情感豊かに描き出す。主演は、イタリアのを代表するソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニ。東西冷戦下、欧米では初の試みとなったソ連ロケを行い撮影された広大なひまわり畑の風景と、ヘンリー・マンシーニによる悲しみが漂うテーマ曲が深い余韻を残す。
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あらすじ: 第2次世界大戦下、ジョバンナ(ソフィア・ローレン)とアントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)は結婚するが幸せもつかの間、アントニオはソ連戦線へ送られてしまう。終戦後も戻らない夫の行方を追ってジョバンナはソ連へ向かい、アントニオの居所を探し当てる。しかし、戦場で遭難した彼は美しいソ連の娘に助けられ彼女と結婚し、子どもも生まれており……。(シネマトゥデイ)
『第4の革命 エネルギー・デモクラシー』
3/19
今、メトロ劇場では『第4の革命 エネルギー・デモクラシー』を上映している。監督はカールA.フェヒナー。太陽、風力など100%再生可能エネルギーへ転換し、希望ある未来の姿を説く。
ドイツでは、2010年最も観られたドキュメンタリー映画で、3.11東日本大震災後にはTV放映され、昨年6月の脱原発宣言となった。さらに、有限な化石エネルギーから再生可能な自然エネルギーへ転換を目指している。
福井県内の全原発が停止し、全国でもほとんど稼動していない現在、国民一人ひとりの意識改革と必死の企業努力から電力不足による停電が発生していないことは素晴らしい。結果として安全のため再稼働する原発を厳選でき、また、ドイツのようにエネルギー革命への道が開けてきている。
<原発を抱える福井>では現実を直視しなければならない。再稼働するしないにかかわらず原発は安全のため解体時期が必ず来る。現実には福井から持ち出せない放射性廃棄物。安全に どのように保管するか。大問題である。
(2012 年3月19日 毎日新聞福井版 『映画のはなし』 メトロ劇場館主 )
3月17日 〜3月23日
第4の革命 エネルギー・デモクラシー
Die 4. Revolution - Energy Autonomy (ユナイテッドピープル)
監督 カールA.フェヒナー
ドイツを脱原発に変えたドキュメンタリー。
太陽、風力、水力、地熱 etc100%再生可能エネルギーへ
世界のキーパーソン、希望ある未来の姿を伝える
ドイツで2010年に公開されたドキュメンタリー映画の中で、その年の最多の観客動員数を記録し、国として脱原子力発電に向かうきっかけのひとつにもなった環境ドキュメンタリー。環境政策を掲げる政治家や環境活動家にインタビューを行い、また国際的なプロジェクトや産業を取材。エネルギーシフトの鍵を握る自然エネルギーの可能性を探っていく。監督は、ドイツのドキュメンタリー作家、カール=A・フェヒナー。2011年3月11日の東日本大地震と原子力発電所の事故が発生して以来、エネルギー問題に大きく揺れる今、環境先進国ドイツにおける再生可能エネルギーの最新事情に興味が尽きない。
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あらすじ: 再生可能エネルギーへの100パーセントのシフト、「エネルギー革命」は今後30年のうちに成し得るものなのか。持続可能な脱化石燃料エネルギーの普及を目指す国際的プロジェクトや経営モデルの紹介と共に、環境活動家のヘルマン・シェーア氏など自然エネルギー分野の第一人者が未来のエネルギーについて語る。(シネマトゥデイ)
[特別料金] 学生・こども(小学〜) 500円 みてね @4thre
[日本] [ドイツ]
IMDb http://www.imdb.com/title/tt1619022/
がんばっぺ フラガール!
Fukushima ni ikiru kanojotachi no ima / Fukushima Hula Girls
2/4(土)〜2/17(金)
復興応援ドキュメンタリ- 小林正樹 監督
出演 スパリゾートハワイアンズのみなさん
被災にめげず全国に笑顔を届けよう いわきを離れ、熱くあつく復興エール!
フラガールのダンサーは46年ぶり全国キャラバンへ
福島県いわき市の大型レジャー施設・スパリゾートハワイアンズのフラガールたちにスポットを当てるドキュメンタリー。東日本大震災による大きな被害を受けた同地で、スパリゾートハワイアンズの営業再開と踊りで笑顔を届けようとするフラガールたちをカメラが追う。監督は、『スキージャンプ・ペア
〜Road to TORINO 2006〜』の小林正樹。スパリゾートハワイアンズの前身である常磐ハワイアンセンターをテーマにした『フラガール』で主演を務めた蒼井優によるナレーションも見逃せない。
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ストーリー:ギネスにも認定された露天風呂があるなど、日本を代表する大型レジャー施設の一つ、スパリゾートハワイアンズ。かつて廃れゆく町のピンチを救った同施設が、避難住民に施設を一部提供しながら、営業再開に向けて始動する。そこには、46年ぶりにフラガールたちによる全国キャラバンを復活させようという動きもあった。(シネマトゥデイ)
ゴモラ Gomorra 1/28(土)〜2/3(金)
’08カンヌグランプリ
監督・脚本 マッテオ・ガッローネ
原作・脚本 ロベルト・サヴィアーノ
血と札束。勝利と利潤の匂い。武器・麻薬・産廃不法投棄…イタリア巨大犯罪組織カモッラ。現代資本主義社会の暗部をえぐる究極のイタリア・ネオリアリズモ
イタリア・ナポリを拠点にドラッグや武器の売買、偽ブランドの生産などで巨大な利益を上げ、世界的な犯罪組織となった「カモッラ」の知られざる日常を描いた衝撃の社会派ドラマ。カモッラに潜入取材して書かれたベストセラーを原作に、犯罪絡みのビジネスや抗争にかかわる人々の群像劇をつづっていく。出演は、『湖のほとりで』『イル・ディーヴォ』などのイタリアを代表する俳優トニ・セルヴィッロ。ビジネスの裏側に存在する搾取、容赦ない暴力の数々がリアルに描かれ、カモッラの世界への影響力とその深い闇にがく然とする。
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ストーリー:イタリア・ナポリ。少年トト(サルヴァトーレ・アブルツェーゼ)はある儀式を経て、犯罪企業組織カモッラに加入。一方、産業廃棄物ビジネスを牛耳るフランコ(トニ・セルヴィッロ)の部下ロベルト(カルミネ・パテルノステル)は、業務の実態を前に悲惨な現実に打ちのめされる。また、組織から武器を盗んだマルコ(マルコ・マコール)とチーロ(チロ・ペトローネ)は、組織を敵に回してしまい……。(シネマトゥデイ)
アンダー・コントロール Unter
Kontrolle 1/21(土)〜1/27(金)
監督 フォルカー・ザッテル
映画で見る原発解体マニュアル
原発を廃止するドイツの今を描く見学・体験型ドキュメンタリー
原子炉建屋の中 操作室 様々な関連施設,廃墟と化した原発とその解体作業,原子力にかかわる人々の日常
<原発を抱える福井に>
切実なこと――現在・将来の安全を保つため、原発の実際の姿を知ること。原発解体の工程を知ること。
[特別料金] 学生・こども(小学〜) 500円 みてね
3年の月日をかけてドイツとオーストリアの原発関連施設を巡ったドキュメンタリー。原子力発電所の制御室や原子炉建屋の内部、放射性廃棄物の貯蔵施設などの貴重な映像をカメラが次々ととらえていく。ドイツ人のフォルカー・ザッテル監督がメガホンを取り、実際に原発関連の仕事に従事する人々や、いくつもの原発のリアルな姿を映し出す。あくまで冷静な視点からとらえた原発の未来を占う体験型映像に、さまざまな思いが胸に浮かんでくる。
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ストーリー:ドイツのメルケル政権は福島での原発事故をきっかけに、2022年末までにすべての原発を停止させることを決定。1950年代から核の平和利用を目的とした開発が始まった原子力エネルギーは、世界的に見直しが検討され始めている。ドイツでは巨費を投じて原発解体の作業が進み、その跡地を遊園地に再利用するなどの試みもなされている。(シネマトゥデイ)
テザ 慟哭の大地Teza 1/7(土)〜1/13(金)
ヴェネチア映画祭’08金オゼッラ賞ほか2賞
全アフリカ映画祭’09グランプリ
民族の語り部・監督 ハイレ・ゲリマ
’74革命で祖国エチオピアに帰る。粛清の嵐。飢饉と内戦の20年。軍隊による子ども狩り。荒廃と絶望、悪夢の果てに宿る朝露(テザ)とは。
世界的に高い評価を受けるエチオピア人監督、ハイレ・ゲリマが手掛けた壮大な人間ドラマ。ある男性の波瀾(はらん)万丈の人生を通じて、1970年代から20年にわたるエチオピアの狂乱の歴史を映し出す。主人公を演じるのは、エチオピア系アメリカ人のアーロン・アレフ。本作が日本で劇場初公開となるゲリマ監督は、本作で2008年ヴェネチア国際映画祭脚本賞、審査員特別賞を受賞している。世界へと羽ばたいた青年が、歴史の波に飲み込まれていく姿に胸が震える。
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ストーリー:1990年、アンベルブル(アーロン・アレフ)は、生まれ故郷のエチオピアの小さな村に帰ってくる。彼は医師を目指してドイツに留学していたが、ベルリンで暴徒に襲われ片足を失っていた。年老いた母親(タケレチ・ベイエネ)や彼女と同居するアザヌ(テジェ・テスファウン)が待っていたが、兄(ネビユ・バイエ)をはじめ村の人々は彼に冷ややかな視線を向ける(シネマトゥデイ)
2011
12/1
映画館で映画を見よう。1日は映画の日。世界中で映画は作られている。この紙面で できるだけ紹介したい。
『黄色い星の子供たち』(10日より)
ナチ占領軍に協力してフランスはユダヤ人を追放した。追放先は絶滅収容所。この歴史の汚点を正確に描くフランス映画。フランスでは7月16日は「ユダ
ヤ人迫害の日」として忘れてはならない日としていることをこの映画で知る。さて、日本では・・・・。
『未来を生きる君たちへ』(17日より)
本年度アカデミー外国語映画賞受賞作。些細な日常の暴力。復讐・報復。暴力が暴力をうむ。平和医師団の医師とその子供の話。北欧の子供たちのいさかいはその親を巻き込む。アフリカ紛争地帯の難民キャンプも…。環境が違っても人間の本質は変わらない。この連鎖は断ち切ることができるのか。監督はデンマーク人スサンネ・ビア(女性)。この作品で許しと復讐、暴力と非暴力、寛容な人間であることの困難さを語る。特に近年復讐や報復が容認されやすくなってきたことへの警鐘としている。
(2011年 12月1日 毎日新聞福井版 『映画のはなし』 メトロ劇場館主 )
12月10日 〜12月23日
黄色い星の子供たち
La rafle. /The Round Up (アルバトロス)
監督・脚本 ローズ・ボッシュ
メラニー・ロラン ジャン・レノ
1942年夏、パリ。過酷な運命を生きた子供たち
フランスでは7月16日は忘れてはいけない「ユダヤ人迫害の日」
フランスはナチ占領軍に協力してユダヤ人を追放した。追放先は絶滅収容所。この歴史の汚点を正確に描く。
[フランス]
[ドイツ] [イタリア]
[日本]
IMDb http://www.imdb.com/title/tt1382725/
12月17日 〜12月6日憎しみを越えたその先でどんな世界を見るのだろう。
未来を生きる君たちへ
Hevnen / Hævnen / In a Better World (ロングライド)
本年度アカデミー外国語映画賞
ゴールデングローブ外国語映画賞
監督 スサンネ・ビア
デンマークにいる子供。父は難民キャンプに赴任した医師。北欧もアフリカも暴力の連鎖は変わらない…些細な日常の暴力。抑制できず、暴力が暴力をうむ。
[日本] [デンマーク]
[イギリス]
[アメリカ]
IMDb http://www.imdb.com/title/tt1340107/
Yahoo http://movies.yahoo.com/movie/1810195621/info
『チェルノブイリ ハート』福井公開 (25日まで上映)
福島の原発事故は当初、スリーマイル島原発事故と同じレベル5と評価されたが、4月に1986年に起きたチェルノブイリ原発事故と同じ深刻度最悪のレベル7に引き上げられた。
ではどれだけ深刻なのだろうか
『チェルノブイリ ハート』(25日まで上映)は チェルノブイリ原発事故から16年後の2002年、“ホット・ゾーン”と呼ばれる高濃度汚染地域の現実に迫り、被曝被害の事実を追う作品で、アカデミー賞ドキュメンタリー短編賞を受賞した。監督はマリアン・デレオ。放射線治療の現場、小児病棟、乳児院…心臓などに重度の障害をもって生れた子供たちなど…。今公開は、オスカーを受賞したバージョンに原発周辺を再び訪れた5年後の記録を加え、今日に続く人々の苦悩を伝える。
福井に集中している原発。必ず解体時期は来る。また核廃棄物・汚染物質は移送先決定まで安全に保管し続けざるをえない。だからこそ原発事故の深刻さを記憶し続け、私たちの子・孫まで安全な道を開いていきたいものだ。
(2011 11月13日 毎日新聞福井版 『映画のはなし』
メトロ劇場館主 〉
11月12日 〜11月25日 学生・こども(小学以上)当日
500円
事故から25年…
まだ終わっていない
チェルノブイリ
ハート Chernobyl Heart (ゴーシネマ)
監督 マリアン・デレオ
2003年度アカデミ−賞短編記録映画賞
2011年
日本初公開 オスカーを受賞したバージョンに、5年後に原発周辺を再び訪れた記録ホワイトホース('08)を加えて日本公開
真実を知る
1986年チェルノブイリ4号炉。.原発事故から16年後の現実。心臓などに重度の障害をもって生れた子供たち
チェルノブイリ原発事故から16年後の2002年、“ホット・ゾーン”と呼ばれる高濃度汚染地域の現実に迫り、第76回アカデミー賞ドキュメンタリー短編賞を受賞した話題作。ベラルーシのホット・ゾーンに住み続ける住民たちの姿をとらえ、16年たっても続く被爆被害の事実を追う。監督はマリアン・デレオ。放射線治療の現場、小児病棟、乳児院など、注目すべき映像がつづられていく。
ホワイトホース('08)
チェルノブイリ原発事故後初めて故郷に帰った青年は、廃虚となった自宅アパートへ向かう。爆心から3キロの強制退去地域は、何もかもを台無しにした事故が起こった1986年で時間が止まったままだ。色あせた1986年のカレンダーを見つめ、彼は「近親者の10人がガンで死んだ。放射能とは無関係だとおれが信じると思う?」とつぶやく。(シネマトゥデイ)
@Movie_c_heart
[日本]
IMDb http://www.imdb.com/title/tt0396959/
『一枚のハガキ』(28日まで公開)
今年99歳の新藤兼人監督が、後世に伝えたいことを執念で作り上げた愛と平和の作品。大竹しのぶと豊川悦司の本音の叫びとして胸を打つ。
戦争・戦禍。次々と肉親を失い、ありとあらゆる不幸を絶望の果てに受け入れてきた女。運命の選択の結果、幸運にも生き延びてきた男。一枚のハガキの縁で、愛を求め、求め合いあい、文字どおり命懸けで生きてきた人間の姿を描ききる。そこに戦後日本、今の日本の原点をみる。
『愛の勝利を ムッソリーニを愛した女』(22日より公開)
マルコ・ベロッキオ監督のイタリアアカデミー賞8部門を受賞した作品。
ファシズムへ熱狂した時代は、従わないと惨酷な恐怖の時代だった。たとえ独裁者ムッソリーニの家族でも。 彼を信じ、支え、愛し続けたイーダは精神病院に幽閉される。同じく幽閉死した息子。愛と抵抗の話。
イタリアの歴史を追体験し、旧同盟国・軍国主義日本の姿をそこにみる。
(2011 10月16日 毎日新聞福井版 『映画のはなし』メトロ劇場館主 〉
10月22日 〜11月4日
いくら愛しても足りなかった。何度裏切られても愛し続けた。
愛の勝利を
ムッソリーニを愛した女 Vincere (エスピーオー)
伊アカデミー8部門受賞
巨匠 マルコ・ベロッキオ
ジョヴァンナ・メッゾジョルノ (イーダ)
フィリッポ・ティーミ (ムッソリーニ)
2役 (息子アルビノ)
ファシズム…従わないと惨酷な恐怖の時代
イーダはムッソリーニを信じ、貢ぎ、支えたが、子供を産む直前、
彼は 正妻をめとる。 ファシスト党の統帥(ドゥーチェ)になった
ムッソリーニは、イーダが邪魔になり精神病院に幽閉。
ファシズムへ熱狂した時代、イーダは独裁者に抵抗し続けた。
・・・息子アルビノも政権崩壊前に精神病院で死亡。
ファシズムという言葉を生み、ヒトラーと並ぶ独裁者と称され歴史に名を残したベニート・ムッソリーニを、自分の人生をささげて愛した実在の女性の半生を描く人間ドラマ。歴史の闇に葬られた壮絶な愛の物語は、全米批評家協会賞主演女優賞を獲得したほか、世界中の映画祭で絶賛された。監督は、『夜よ、こんにちは』のマルコ・ベロッキオ。最愛の人から裏切られながらも、人生を懸けて信念を貫くイーダにふんしたジョヴァンナ・メッツォジョルノの鬼気迫る演技に、引き込まれる。
ストーリー:若きベニート・ムッソリーニ(フィリッポ・ティーミ)と恋に落ちたイーダ(ジョヴァンナ・メッツォジョルノ)は、自分のすべての財産を投げ打ってまで彼の理想を実現させようと支える。やがてイーダは彼の子どもを産むが、ムッソリーニはすでに家庭を持っていたことを知る。自分が彼の妻であり、息子がムッソリーニの子であると認知させようとするイーダだったが、彼女は危険人物と見なされてしまい……。(シネマトゥデイ)
[日本]
[イタリア] [アメリカ] IMDb http://www.imdb.com/title/tt1156173/
Yahoo http://movies.yahoo.com/movie/1810133600/info
10月1日 〜10月28日
皆のぶんまで 生きていこう
一枚のハガキ
Post Card / ichimai no hagaki (東京テアトル)
東京国際映画祭審査員特別賞
新藤兼人 監督 99歳
(監督・脚本・原作)
主演 豊川悦司 大竹しのぶ 柄本明 倍賞美津子 大杉漣 積川雅彦 麿赤兒
皆のぶんまで 生きていこう
戦争ですべてを失った男と女。希望と再生へのメッセージ
人は 生き続け愛と希望を見つけ出す。..監督の人生をかけた最高傑作
邦画界最高齢の現役映画監督、新藤兼人が自らの戦争体験を基に描く感動の人間ドラマ。終戦間際に招集された兵士100名のうち94名が戦死し、残った6名のうちのある男性に焦点を絞り、彼自身と戦死した友人の家族の崩壊と再生への道のりをつづる。生き残った元兵士を、『必死剣 鳥刺し』の豊川悦司、その友人の妻を『オカンの嫁入り』の大竹しのぶが演じている。新藤監督自身を投影させた主人公をはじめ周囲の人々の苦悩が胸に突き刺さる。
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あらすじ:
太平洋戦争末期、中年兵として招集された啓太(豊川悦司)ほか仲間99名の運命は、上官によるくじ引きで決定した。仲間の定造(六平直政)はフィリピンに送られることになり、戦死を覚悟した彼は啓太に妻の友子(大竹しのぶ)が書いた一枚のハガキを託す。もし彼が生き延びることができたら、妻にハガキは読んだと伝えてくれと頼まれ……。
(シネマトゥデイ)
[日本]
asianmediawiki
http://asianmediawiki.com/Post_Card_(Japanese_Movie)
IMDb http://www.imdb.com/title/tt1641397/
<< 2本立て>>
[ 二重被爆] [二重被爆
語り部山口彊の遺言] 福井公開
福島の原発事故による放射能汚染が「もしも」から現実の問題になって半年。「集中した原発を抱える福井」という私たちの切実な現実。重大事故にならないように…いつかは必ず解体し、核廃棄物・汚染物質は移送先決定まで安全に保管し続けざるをえない。
放射性物質は放射線を出しながら他の物質になるが安定物質になるまで崩壊し続ける。核分裂で数多く放射性物質ができ、半減期の10倍の期間で千分の1になる。半減期30年のセシウム137なら3百年で千分の1、百年で十分の1となる。自然・生態系では拡散・排出もするが極所で濃縮・蓄積もする。
17日からメトロではドキュメンタリー『二重被爆』と『二重被爆 語り部山口彊(つとむ)の遺言』を2本立公開する。広島と長崎、両方で原子爆弾に被爆した人が二重被爆者。放射線被曝とは、体内被曝とはどういうことなのか、二重被爆者の60年の体験と遺言の映画上映を、真実を知る機会にしたい。汚染は孫・子の問題なのだ。
(2011 9月18日 毎日新聞福井版 『映画のはなし』
メトロ劇場 館主)
9月17日 〜9月23日 2本立て公開
原発抱える福井。放射線被曝とは、体内被曝とはどういうことか。ドキュメンタリー 「二重被爆」と「山口彊の遺言」2本の上映を真実を知る機会にしたい。
広島と長崎、両方で被爆した人、それが『二重被爆』者
ひとりは皆のために、皆はひとりのために
二重被爆 語り部山口彊(つとむ)の遺言
Nijyuhibaku, Kataribe
Yamaguchi Tsutomu no Yuigon /
Twice Bombed,
Twice Survived — The Last Words of Peace Speaker Tsutomu Yamaguchi
監督 稲塚秀孝 山口彊
人間の世界に核はいらない。残された命を「核廃絶」に賭けた
@hibaku2 [日本]
http://www.hibaku2.com/
IMDb http://www.imdb.com/title/tt1931497/
二重被爆
Nijyuhibaku, / Twice Bombed,
Twice Survived
監督青木亮【撮影】三浦貴宏 【音声】井崎二郎 【照明】川畑博嗣 【音効】門脇弘幸
広島・長崎 2つの原爆体験者7人の証言記録
山口彊さん(90)
佐藤邦義さん(87)
岩永章さん(86)
松平和夫さん(66)
浦頭和子さん(67)
荒木良子さん(83)
賀谷美佐子さん(76) (2006当時)
『二重被爆』
通信
http://www.geocities.jp/takiseeds/
2008
映画『靖国』 YASUKUNI
7月12日--7月25日 終了
追加上映 8月16日--9月6日 終了
7月の上映 大盛況のうちに無事終了しました。
靖国を観る会の参加団体皆様、本当にありがとうございました。
懸念された右翼による上映妨害の行動もなく、市民による上映会が成功して本当によかったです。
支える弁護士の会の皆様による自主警備とご指導ありがとうございました。
8月の上映も予定どおりしますのでよろしくお願いいたします。
市民の会前売り券 8月上映も有効です。ご利用ください 7/26
映画「靖国」を理解するためのメモ ’08
8/6 版 アップロードしました
8月16日--9月6日
上映時間
8/16〜8/22 @11:00 夜19:00
8/22〜9/5 @11:00
主催 映画『靖国』を観る市民の会・福井
☆市民の会前売り券 発売開始 前売1000円(通常1500円)
チケットは,以下の各団体で取り扱っています。
チケットをほしいという方は以下の各団体までお問い合わせください。
●福井映画サークル
●メトロ名作上映会(メトロ劇場内)
●福井県平和・環境・人権センター
● 映画「靖国」上映を支える弁護士の会・福井
* Comment of Metro Cinema Club (English)
* 映画「靖国」を理解するためのメモ ’080806
* 映画「靖国」上映を支える弁護士の会・福井 http://www.ne.jp/asahi/yasukuniben/fukui/
DATA メトロ 平和 のサイト For Peace
2007年 2008年 DATAは BACKLIST を参照ください
2006 終戦61周年企画 ニッポンの終戦
2006 終戦61周年 『映画をとおし 戦争と平和を考える』
2005 終戦60周年企画 ヨーロッパ編
2005 終戦60周年上映会 『日中戦争、太平洋戦争を忘れない』 2005.8.6 --2005.8.19
" We Never Forget W.W.2 in Asia for Peace " English
「映画『靖国』を観る市民の会・福井」
設立アピール
1 中国人の李纓(リ・イン)監督が約10年間にわたり靖国神社等を取材して制作したドキュメンタリー映画「靖国」について,上映中止という残念な事態が進行しています。 |
映画「靖国」を観る市民の会・福井 発足に向けて メトロ名作上映会のコメント サンプルDVDを検討して 映画「靖国」の李纓(リ・イン)監督 を支持し上映を成功させよう 4月28日 映画「 靖国 YASUKUNI 」とは --------------------------------------------------------------- 映画『靖国』の公開劇場の皆様へ |
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映画「靖国」を理解するためのメモ 市民による「靖国」上映運動を進めながら知りえたこと 1968年 戦争及び人道に対する罪に対する時効不適用条約が国連総会で決議され,1970年に発効。日本は棄権し 批准もしていない。 戦後、日本軍の名簿を引き継いだ厚生省による戦没者等の遺族年金などの給付が進む一方、一宗教法人になった靖国神社への戦没者の合祀はすすんだ。 ≪先の戦争を遂行するために使われた 靖国思想 皇国思想が、戦後 誰にどのように受け継がれたか≫ |
終戦61周年企画 ニッポンの終戦 <企画 > メトロ名作上映会
今年の夏は 6月 『 ホテル・ルワンダ 』 現代の戦争‐‐内戦 『 紙屋悦子の青春 』KAMIYA ETSUKO NO SEISHUN
太
陽 le
soleil The Sun ★こうして私たちは、天皇の臣民ではなくなった。だが、いつから日本国の主権者・国民として自覚したのだろうか。この映画はニッポンの外から見た敗戦の天皇の姿をえがいているが、内側から私たちの知りうる菊のカーテンの中の天皇の姿との違いに衝撃を感じ、戦争の歴史認識の甘さを痛感させられる。 |
終戦61周年 『映画をとおし 戦争と平和を考える』 −歴史を風化させないためにー <企画 > メトロ名作上映会 昨年2005年夏 メトロ名作上映会は福井映画サークルと共催の終戦60周年上映会をいたしました。その際は、多くの支持・支援ありがとうございました。そして継続することの大切さを知り、9月、10月、12月に『終戦60周年ヨーロッパ編』を企画上映しました。 戦争って何?? 世界の戦争と日本、現代の日本について考える 戦争を止めること・平和を守ること・戦争への道を選ばないことは容易なことではないようです。 注意しなければいけないのは戦争映画という言葉です。戦線の激しい戦闘シーンを見て戦争映画としてきたことです。60年間、テレビを含めて戦争映画を見続け、 戦闘に巻き込まれていないから戦争でなく “平和”だと日本中が思ってしまっています。 現代においては すでに交戦国や内戦中の国がある一方、停戦中の国も 国交断絶 経済制裁もあります。戦争景気を待ち望むもの 武器を輸出するものもいます。戦争が始まると、戦争に勝つことが唯一の目的にされ、政治、経済、文化すべてが戦争目的に一致させられます。現代においてはさらに巧妙に情報までがコントロールされています。 グローバル化が進み、注意していないといつの間にかどこかの戦争に加担していることになってしまう時代です。昨年でわかったことは映画が戦争の歴史の語り部になりうることです。それぞれの映画の製作された意図、時代を映画を通して紐解くことで、そこに描かれていないことを含めて そのメッセージは、評価、再評価されて後世に残されることでしょう。戦争という状態に一歩でも近づかないようにするために映画から多くのことを知ることができます。そのことが平和を考えるきっかけになると思います。 2006年 夏の企画 今年は終戦から61年目。 これからも長く続く地道な活動にしたいと思っています 『 ホテル・ルワンダ 』 Hotel Rwanda (メディアスーツ) 6月3日〜6月23日 監督 テリー・ジョージ 主演 ドン・チードル ニック・ノルティ ホアキン・フェニックス 魂を揺さぶる―感動の実話 '04年度 アカデミー賞主演男優賞&助演女優賞&脚本賞ノミネート 「愛する家族を守りたい。」 ただ1つの強い思いが、1200人の命を救った…。 舞台は1994年、アフリカのルワンダ。長年続いていた民族間の諍いが、大虐殺に発展し、100日間で100万もの罪なき人々が惨殺される。アメリカ、ヨーロッパ、そして国連までもがこの悲劇を黙認する中、4ツ星ホテルに勤める支配人 ポール・ルセサバギナは行き場のない人々をホテルに匿いはじめる…。 虐殺者たちを懐柔し、翻弄し、時には脅しながら、彼はたった一人で避難民たちの命を守りぬいた…。家族を守ることだけを考えていた一人の父親が、1200人を救うヒーローへと飛躍する奇跡の過程を描いた実話。 “日本でも公開を”と願った若者たちがインターネットで運動を展開。その熱意が実り公開となった話題の社会はドラマ。 地球の裏側にあっても戦争の影響を受ける時代。現代に至っても民族主義が暴走すると、民族優越から他民族虐殺をもたらす。1994年ルワンダ内戦。 遥かなたアフリカのことだから自分に関係ないと耳と目をふさいで日本は平和だと思っていた。こんなにひどい内戦と虐殺があったのに・・・ 家族の愛・勇気・国際政治の現実 『 白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々
』 Sophie Scholl - Die letzten Tage (キネティック) |
終戦60周年企画 ヨーロッパ編 戦争を止めること・平和を守ること・戦争に近づかないようにすることは容易なことではない様です。 ヨーロッパ・EU 特にドイツではどう考えるか是非ご覧ください 9/17(土)〜9/23(金) “戦争のはじめかた” 映画祭のワールド・プレミアムで好評を博し、全米公開が決定した次の日があの9・11のテロ。全米公開5度延期の問題作。アメリカの軍の実態を暴く衝撃作です。 『戦争のはじめかた』 Buffalo Soldiers 監督 グレゴール・ジョーダン 主演 ホアキン・フェニックス エド・ハリス アンナ・パキン 前代未聞、全米公開5度延期!! 2001年9月のカナダ・トロント国際映画祭のワールド・プレミアで会場を騒然とさせ、その評判からミラマックス社が直ちに全米配給建を獲得。しかし、その翌日は、あの「9月11日」だった・・・ だって、自由の国なんだもん! 対テロ戦争中のアメリカが最も恐れた映画 戦争は嫌だけど・・・・平和は死ぬほど退屈だ!? 実在の人物の体験談に自らのリサーチを加えてロバート・オコナーが書き上げ、ピュリッツァー賞フィクション部分にもノミネートされた小説、「バッファロー・ソルジャーズ」が原作 ベルリンの壁崩壊直前の1989年。西ドイツに駐屯する米陸軍基地では、軍の規律が緩み放題で、平和ボケしかけた上級士官たちは昇進でアタマが一杯だった。戦う相手もいない。そんな中、エルウッドも退屈しのぎに物資の横流しからヘロインの密売などに手を染めていた。ところが、基地の浄化を公言するリー曹長が新たに着任し・・・。それはまさに、これから起こる惨事の前触れだった。アメリカの迷走は今に始まったことではない。時代はブッシュ(父)に遡り、戦争はこうしてはじめられる 10/1(土)〜10/14(金) ”ヒトラー最期の12日間” タブーであったドイツからの歴史証言です。全てを目撃したヒトラーの秘書が明かす驚愕の真実の映画化です。 ヒトラー 最期の12日間』 Der Untergang / DOWNFALL 監督 オリヴァー・ヒルシュビーゲル 主演 ブルーノ・ガンツ アレクサンドラ・マリア・ララ トーマス・クレッチマン 本年度アカデミー外国語映画賞ノミネート 全世界激震!彼の敵は世界 誰も描けなかった驚愕の真実に世界が揺れた。 緊張感あふれる衝撃の155分。今あなたも"歴史の目撃者"になる。 1945年4月20日 ベルリン ソ連軍の砲火を避けるため、地下要塞に退却したヒトラー。若き秘書のユンゲは追 い込まれる彼やナチスの姿を目の当たりにする。謎に包まれた"ヒトラー"の最期、そしてナチスという一つの組織 の崩壊劇。全てを目撃した秘書が明かす驚愕の真実、ドイツからの歴史証言 12/3(土)〜12/9(金) マイ・ファーザー (アルシネテラン) My Father, Rua Alguem 5555 /Papa Rua Alguem 5555 監督 エジディオ・エローニコ 主演 トーマス・クレッチマン チャールトン・ヘストン『ベン・ハー』 F.マーレイ・エイブラハム『アマデウス』 原作 ペーター・シュナイダー 父よ、あなたは本当に罪人だったのか・・・。 父の罪は、幾千もの命を奪ったこと。 子の罪は、その男を父に持ったこと。 1977年1月、ブラジル、マナウス。35歳のヘルマンは実の父親と初めて対面しようとしていた。アウシュビッツ収容所で多くの人体実験を行い、“死の天使”として恐れられた医師ヨゼフ・メンゲレ。この男こそ、ヘルマンの父親であった。30年以上逃亡生活を送るメンゲレは自らの罪を決して認めない。幾度となく繰り返される父と息子の衝突。父親を理解したいと望むヘルマンの心は次第に絶望へと変わっていく・・・。 1985年。メンゲレの白骨死体が見つかったとの報道で、彼の死について問いかけられたヘルマンは、長い沈黙の後、父との苦悩と葛藤の日々を語り始める。 父は残酷な犯罪者だったのか−ー実在したヨゼフ・メンゲレ、その息子の証言を元に描かれる、衝撃の真実! 2大アカデミー俳優と、ドイツの注目俳優の豪華競演。 [日本] [イタリア(English)] Variety.com http://www.variety.com/review/VE1117923071?categoryid=31&cs=1 TAM TAM IL DAILY DI ITALIA CINEMA (Italia, & English) |
上映作品 『真空地帯』 『ビルマの竪琴』 ビルマの竪琴 8/6〜 11 木 @11:00 A13:10
2005/8/6 -- 8/19
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