tanzaku
さぎちょうたんざく

左義長短冊の謂われ


(色との関係)

祭りが近づいてくると勝山市内の通りにはカラフルな短冊がチラチラ舞うようになります。

これを見てまた祭りの季節がきたなぁと実感するものです。

勝山左義長に使われている短冊の色は区ごとに色々な色に

よって組み合わされ使われていますが、原則的には青(緑)

白・赤・黄の四色の組み合わせにより各区で色が決められています。


ここで色の謂われについて触れたいと思います。

旧藩主時代より、明治二十六年頃までの勝山消防体制は

「五色組時代」といわれ、組毎に飾りを持っていました。

色は、青・黄・赤・白・黒の五色が使われていました。

この中で黒を除いた四色が左義長短冊の色となったわけです。

では、飾りの色はどのようにして決められたかと申しますと

仏教の「五行の原則」からきております。


「五行の原則」

      青(緑)・・・・・・・空

      白・・・・・・・・・・・風

      赤・・・・・・・火・太陽

      黒・・・・・・・・・・・水

      黄・・・・・・・大地・土


色にはこのような意味があります。旧藩(小笠原藩)よりここ長渕区には、

青(緑)・黄・赤三色の飾りが拝領されたということです。

下長渕区で現在使われている短冊の色には緑(空)、黄(大地・土)、赤(火・太陽)

という意味がありこのような流れの中で伝承されてきたようです。


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