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題字 東大寺 第211世別当 狭川宗玄  平成17年9月20日発行 上文殊地区総合開発委員会広報
地区民のヒントから「お米送りの里」の取り組み

上文殊地区総合開発委員会
副会長  笠 原 英 夫
皆さん「開発」とは、日本では「現存するものを壊して、新しいものにする」という概念がありますね。日本人は新しいものが好きなのかも知れません。実は、ある大学の方のお話の中で、イギリスでは「デベロッパー」=「開発」とは「今ある自然を壊さずに如何に残すか!保全するか!である」と数十年前ですがお聞きしました。それ以来、業務や地域活動等にあたり常に頭の隅に地域活性化に繋がるヒントは、その地域にあるものを正確に調査して、それを生かして活用することが活性化に早道であることを心がけてきました。ある会合のおり地区民の方からのアイデアがきっかけとなって、私達の上文殊地区には、奈良時代に糞置荘という荘園があったという史実から、「奈良東大寺」への「お米送りの里」として取り組み始められたのです。
早、今年でこの取り組みも7年目になって、3年後は一つの節目となりますが、継続して積み重ねることが歴史を作って行くことは明らかであります。ぜひとも皆さんと共に歴史を作って行こうではありませんか。
以上、「お米送りの里」の始められた経緯の一端を紹介させていただきましたが、当会の活動に対して一層のご理解と多くの地区民の方々の参加と関わりをご期待申し上げてご挨拶と致します。

■東大寺お米送り 刈り取り式 ・・・ 9月10日(土)

心地よい秋晴れのもと、東大寺お米送り「刈り取り式」が行われました。
小学校5・6年生の児童、地区内外の参加者のご協力を頂きながら、昔ながらの"はさがけ"が見事に出来上がりました。
来賓の方々による刈り取り。
次の世代をになう子ども達と記念撮影。
懐かしい"はさがけ"、昔はここも遊び場でした。

■ なら燈花会(とうかえ) 見学会 ・・・ 8月15日(月)〜16日(火)

延べ70万人もの観客数を誇る壮大なイベント、これを支える燈花会の会・ボランティアの組織作りには、とても関心がわきました。

見事な燈花会に素晴らしい感動を得た、そして、奈良の文化にも触れる事ができた、とても有意義な見学会でした。
   
なら燈花会のホームページ   http://www.toukae.jp

春日野会場にて、
燈花会の会 前会長と
お会いすることが
燈花会の会 現会長に、
いろいろとお話を伺いました。
東大寺建立に関わりの深い、
石山寺(大津市)も訪れました。

■ 新夢プラン 公開プレゼンテーション ・・・ 8月21日(日)

新夢プランモデルコースに選ばれた4地区の「公開プレゼンテーション」が行われ、審査員の方々から上文殊地区の取り組みに高い評価を頂きました。
地域事業に対する助成金を得るため、総合開発委員会はいろいろな面で努力を惜しまず、日々の活動に力を注いでいます。
ユーモアを交えた発表で会場を盛り上げた、山崎栄一氏。
  
7月3日、ビオトープ(田治島町)で東大寺から株分けされた蓮と、福井市花の紫陽花が綺麗な花を咲かせていました。
今後も整備を続け、上文殊の憩いの場にしていきたいと考えています。

 

■ 今後の行事予定

今後の行事を次の通り予定しています。皆様のご参加を心よりお待ち致しております。
9月25日(日)
上文殊小学校にて「ふれあいのつどい」にあわせて、お米送り「収穫祭」
10月15日(土)
東大寺にてお米送り「献米」 公慶上人三百年御忌法要の中日です。多数の参加申し込みをお待ちしています。
10月29日(金)
朝倉氏遺跡 唐門にて夜7時頃〜「国民文化祭ふくい2005」
越前朝倉万灯夜総合開発委員会がスタッフとして参加、燈花会のライトアップを行います。

■ アンケート 集計結果

先般の「意識調査アンケート」にご協力をいただき、ありがとうございました。
296通の貴重なご意見の中で最も多かったのは[PR不足]とのご意見でした。昨年度までは広報が不足していた感もありましたので、今年度より「瓦版」を年4回以上発行する予定でいます。また、田治島町のビオトープをご存知ない方が多いので、案内標識などの設置を検討していきたいと思います。
総合開発委員会の活動については、[手を広げすぎ]との意見や[もっと重点的に取り組んだ方が良い]との意見がありました。アンケートの結果を今後の活動に反映し、より良い上文殊を目指し[夢創造]を行っていきたいと考えています。今後もご意見をお聞かせ下さいますよう、よろしくお願いいたします。
  • いろいろなことをするのもいいが、何か1つに絞ったらどうか。
  • 今いろいろな活動をしているようだが、若い人たちにはあまり人気がないと思う。
  • 先のことを考えると若い人が参加したくなることをすべきだと思う。
  • 委員会の役員以外への協力・参加に取り組んでほしい。地域の活性化へ活動年齢をもっと下げては?(中高校生)
  • 開発委員会の皆さんご苦労さんです。これからも地域の活動をよろしく。
  • 特に地域活性化事業を推進してほしい。なお各自治会の公園整備をお願いしたい。
  • 足が不自由の為自分事一切出来ませんのでこの点につきまして悪しからずお願いいたします。
  • 上文殊地区は平準化した参加が必要。そのためには日頃の活動を地区民に知らせることが大事=広報活動に努力すること。
  • あれもこれもと事業を展開するのではなく東大寺お米送り事業を発展継続していったらよいと思う。
  • PRが足りない。
  • 新しく戸の口トンネルの促進計画が有りますが、トンネルの取り付け道路が現在の道路に取り付くようになっているが、新トンネル出口から真っ直ぐ足羽川方面に取り付けて越美北線を立体化してほしい。
  • 小さな子供もいるのでなかなか参加できませんが、身近なことで魅力あるまちづくり等協力させていただきたい。
  • 地域住民の負担となる活動は減らすべきだ。
  • さまざまな活動ご苦労様です。知らない人がまだたくさんいるように思います。もっともっと宣伝に力を入れてください。
  • 文殊山、お米送り、朝倉遺跡などを結び付ての活動を指導されてはどうですかね。
  • 地域の活性化推進は非常に重要であり、活発な展開が求められるところ。しかし地域住民への活動内容などの周知は徹底してないように思う。
  • 意見の求め方や活動の説明がほとんどない。委員の自己満足で終わっているように見える。買い物袋への金銭補助は必要ない。
  • 蛍の飼育。
  • 荘園米を今後どうして行くのだろうか?
  • 行事や活動に参加協力したいと思っても、日常の仕事に追われそんな余裕がないのが現状です。
  • 他人をおもいやる人に迷惑を掛けない情操教育の涵養。そのうえ私たちは日常生活の中で常に上を見るな、貧困の苦痛に泣く人達に目を注ぎたいものだ。
  • 住民参加のまちづくりは大切なことです。地域の住民が意欲的に参加できるように配慮してください。役員だけの活動では困ります。
  • 活動が見えない。
  • 田冶島町山沿いの(わき水とせせらぎ回廊)のことを紙面を通じて初めて知りました。きっときれいな蓮の花が咲いていることでしょう。メダカもずいぶん長い間見たことがないので一度見学に行こうとおもいます。
  • 各事業について委員会の事業だけでなくもっと一般のひとへの呼びかけが必要だとおもいます。
  • 総合開発というので活動の幅は広いと思いますがあまり窓口を広げすぎるのもいかがなものでしょう。
  • 花壇のところは文殊山のおそ桜を植えたほうが断続的な景観を楽しめるのでは・・・・
  • 健全な上文殊地区発展のため、有意義な会だと思う。
  • 田治島のわき水とせせらぎ回廊とても良いですね、出来ればホタル等もいるといいですね。
  • 空缶は地区内にある厚生施設で大変役立つとのこと、各町内に収納容器を置いてはどうでしょう! 生ゴミのリサイクルは大賛成です。
  • 昔、荘園とは脱税のため物であった。
  • 参加したいが、参加できるような時間が取れない。
  • 各行事(花植え、田植え、稲刈り)時に、各町内でもっとお願いしてボランテイアをつのっては? 少しでもお手伝いができたらと思います。
  • 町内の道路の舗装(いかに大切かと考えてほしい)
  • ビオトープは、学校の子供たちの学びの場として役立つが学校より離れていて残念。夢創造事業の指定・・・地域全体が又は各家庭が取組める活動があると素晴らしい。ふれあいガーデンも一町内(場所)での活動、全町内が取組めるような方向が望ましい。
  • 開発委員会の活動の為費用がかかり、それを補うため観光度アップや東大寺荘園のメリットがないので、これを考えるべきだろうと思う。
  • 上文殊産のブランド米化について活動しているようですが、地区民には何も伝わってこない。ほんとうにやる気があるのなら生産組合などの組織を立上げ、本格的に取組むべきだ。
  • 荘園米のイベントについては自治会に任せた方が、地区民のイベントへの参加が増えると思う。
ご協力、ありがとうございました。