アロマテラピーって
なに?

アロマ(Aroma=芳香物質)と、テラピー(therapy=治療法)を組み合わせて、作られた言葉です。
アロマテラピー(芳香療法)は、自然界にある植物からとれる、
香り成分のいっぱい詰まったオイル(エッセンシャルオイル)によって心と体を癒し、
健やかに美しくなれる自然療法のことです。

生きている中で、さまざまな出来事に遭遇します。

嬉しかったり悲しかったり・・・・。
もう空を見上げることもできないくらい
心の穴蔵に封じ込められ、打ちのめされたり・・・・・。

そんな時、エッセンシャルオイル(精油)の成分は
五感の一番原始的な嗅覚に語りかけ、身体に入り込み、
最も深く、最も本能的なレベル(快、不快、性欲、食欲)から、
あなたの魂を揺さぶります。そして、感情に強く作用し、
デリケートなホルモンのバランスにまで影響をおよぼします。
この不思議なパワーのある精油の素晴らしさを
マリンアンジュ`s Roomで味わってみましょう。

どんな方法で心や体に香り成分をとりこむの?

(方法)

芳香浴(部屋の中に香りを揺らす方法)

ティッシュペーパーやハンカチに精油(1〜2滴)を落とし、
枕元や、デスクに置いてください。
アロマポットの上皿に水をはり、精油(1〜5滴)を落とし、
香りを楽しみます。
ろうそくの火には、気をつけましょう。
私も木のテーブルを焦がしてしまったことがあります。
電気式芳香拡散器もあります。使い方は、ろうそく式と同様です。

沐浴法(入浴時に香りを使う方法)

全身浴・・・バスタブに少しぬるめのお湯を張り、精油(5滴以下)を落として下さい。
精油は、水に溶けにくい性質があります。5ml程度の植物油や、天然塩に薄めて使うとよいでしょう。
元気を出したい時や、目覚めたい時は少し熱めのお湯で短時間に切りあげましょう。

半身浴・・・バスタブにみぞおちまでつかる程度のお湯を張り、精油(3滴以下)を落とします。
上半身が冷えないようタオルなどをはおって、汗が充分出るまでつかりましょう。
お湯を張った洗面器やポリバケツに精油(3滴以下)をいれて、手や足を浸す部分浴もあります。

吸入法(立ちあがる湯気を吸入する方法)

洗面器やマグカップに熱めのお湯を張り、精油(3滴以下)を落とし、
立ち上がる香りの湯気を吸入して楽しみます。
洗面器を利用する場合は、湯気が逃げないようにバスタオルなどをかぶるとよいでしょう。
ぜんそくの人は、避けてください。

アロマトリートメント法(キャリアオイルに溶けた精油を皮膚に浸透させる方法)

精油の有効成分を無駄なく、皮膚に浸透させるキャリアオイルに基準量の精油を入れ、
トリートメントする人はやさしい気持ちで肌に触れます。

(キャリアオイル5ml・精油1滴・1%濃度が基準です。)
(キャリアオイルも種類がいろいろあり、それぞれ性質が違い、持ち味も違っています。
マリンアンジュでは、いちばん人の皮膚に近い特製を持つ、ホホバ油を使用しています。)

口から飲む方法は、マリンアンジュでは(イギリス式の考え方が基盤なので)、
取り入れておりません。

精油が人に働きかける経路

人は、香りを嗅覚でキャッチします。
嗅覚は頭脳に直結した感覚です。
匂いを嗅ぐと、脳の神経伝達物質が気分や情緒、
感情に影響を与える生化学物質の分泌を促します。
入浴やマッサージにより、精油は皮膚に浸透し、細胞層を通り、
リンパ腺を刺激し血管入って、最後に疲れた脳に幸福感をもたらすのです。

解剖生理学から見たマッサージの効果

人に触れられることによる、肌と肌との接触は、とても深い癒しをもたらされます。
この事は、解剖生理学からみても、納得ができます。
精子と卵子が受精して、胎児になる前に(8週間目の頃)胚芽期という時期があります。
その時期に細胞は、3つの層に分裂します。
その時、皮膚と自律神経は、同じ部類の層(外胚葉)に入っているので、
皮膚をやさしくなぜてもらうことは、
自律神経までやさしくなぜてもらっているのと同じ事になります。