(再録)
祝・復活!がんばれ増田未亜!
「ウ〜ン髪切っちゃったけどやっぱサッチンかわゆいわネ〜〜ン」などとTBS系のなんかワケわからん女向けドラマ(瀬戸朝香なんてなんでいまだに生き延びてるんでしょーか?)見てたら、桜井幸子のOL仲間役で、お!?なーんか見覚えある声・髪型?ま。まさか・・・
おおお!増田未亜ちゃ〜〜〜ん!!!!!
ああッ現役復帰していたのか!・・・あんだけ潜在的ファンがいながらも事務所に力がなかったのかぱっとせず、西村知美のような真空圧殺ボケの能力も無く、はたまた同じ大阪出身の畠田理恵のような命がけ玉の輿狙いのおんなの執念もなくて、一時は休業して大阪に帰ったという話も聞いたのだが。たとえ同僚の桜井幸子にいきなり「で、彼氏とどうなの?寝たの!?」などと聞くアホバカOL役でもいいじゃないか。そうさ、こんな世知辛いゲーノー界でも、生きてさえいればきっとよかったと思えることがあるよ、あの空に浮かぶ月のように・・・で、思い出したんだけど、
広末涼子ってそんなイイか?みんなダマされてねえか?
某「包帯まいた髪が青くて目が赤い少女」(大丈夫かこの表現?)に生き写し・実写版ならこのコしかいない!などと持ち上げられてる広末だが、ゼッタイにデビュー当時の増田未亜ちゃんのほうが生き写し度150%だったと思うぞー?でもまあ、今のヒロスエファンの10代男子が増田未亜のデビューの頃なんて知ってるわきゃねーわなー。昔の写真集とかみてくれるとわかるんだけどなあ、でもそんなの神保町いったら目の飛び出るような値段ついてるしなー。
そして妄想は神保町へと飛ぶ。
今や神保町と言えば写真集を筆頭とするアイドル関連物の天国であり地獄である。その在庫は天国であり、その値段は正に地獄である。私は以前増田未亜の絶版写真集「午睡の風」を某書店で7000円で購入したが、それがその時の神保町最安値だった。最も高額だった店では2万円!の値札がついていたのである。無論店側としては、貴重な品であり望んで購入するお客がいるのだから正当な価格であると主張するだろうが、人気と需要の市場原理が値付けに敏感に反映される中古CD業界と比較するとやはり異様な感があるのはいなめない。もう中古CD屋では超不良在庫として投げ売り状態にある南野陽子(イヤ俺もファンだったんだってば)だが、神保町では現在でも昔のDELUXEマガジンに高値がついている事からしても明らかだ。やはり、とりみき氏・田北鑑生氏が著書「DAI-HONYA」であらわしたように、紙のメディアには、どんなに新しいテクノロジーを駆使したメディアが現れてもひとのこころを狂わせるものがあるのかもしれない。
神保町のアイドル写真集を扱う店で、はやくからマスコミに取り上げられていた店があるのだが・いやどことは言わないがホラあのコキタナイ店だが(笑)、私はあそこがそういう高額の商売に方向転換する時期・瞬間に幸か不幸かちょうど立ち会っている。実はそれ以前はそこは、たとえばDunkとかBomb!とか、あるいは熱烈投稿とかすっぴんとかも一律200円で山積みで売ってたなかなか穴場な店だったのだ。神保町に行ったらかならずその店にチェックいれるのが私の習慣であった。そんな日常の中、私も神保町ジャンキーだったから翌日だったか2日後だったか、またその店に行って本をちと手に取った。「あれ?2000円?」俺マジでちょっと笑っちゃったもん「これ値札つけまちがえてるよ(笑)」って。でも、レジのおばばの顔見たらマジなのよ。そんで他の本もいくつか手にとって見てみたら、3000円、4000円、5000円・・・!?マジで昨日まで200円だった雑誌がだぜ!?ようやく事態が飲み込めた私は黙ってその店を出た。その後その本屋にはめったにいかなくなったのだが、どーしてもがまんできなくなって買ってしまったのがBomb!の1990年10月号、増田未亜の巻頭グラビア水着特集号に4000円だしてしまったのだった。クソッ、こういう甘い客がいるから値段がさがんないんだよなあ。でもいいもーん、その店が値上がりする前にオレその店で昔の「大海賊」(マニアだよなあ(笑)知ってる?)とかあらかた買いあさっちゃったもーん。増田未亜ちゃんの特集号も持ってるもーん。(笑)
でまあ、増田未亜ちゃんの話に戻ると、大きい仕事でなくていい、セリフの少ない脇役でいいからその微笑みをこれからも見せ続けて欲しいと思うわけよ。もう別にゲーノー界の薔薇やひまわりを目指さなくていいじゃないか。ちいさなひな菊でかまわない。きっと誰かがその美しさに足を止めてくれるよ。でも最後にひとつ頼みが。お願いだからバカなVシネマなんかで裸になったりしないでね。そんなのやってもブレイクするわきゃない、スコラのグラビア程度で終わりなんだから。小沢なつきちゃんがその手にはまっちゃったんだから。(泣笑)